要点
- 新人の定着はゴールではなく、エンゲージメントへの入口にすぎません。
- エンゲージメントが高い職場は「辞めない」だけでなく「挑戦し、成果を出す」職場になります。
- 薬局でできるエンゲージメント経営の第一歩は、対話と承認を仕組みにすることです。
「辞めなければいい」と思っていませんか?
これまでの記事では「新人を辞めさせないための仕組み」を取り上げてきました。
でも経営者の本音は「辞めないだけじゃなく、もっと活躍してほしい」ではないでしょうか?
実は「定着」と「エンゲージメント」には大きな違いがあります。
- 定着:辞めない状態
- エンゲージメント:やりがいを持ち、自ら動き、成果を出す状態
つまり、定着はスタートライン。
その先にあるのが「エンゲージメント経営」です。
エンゲージメントが高い職場の特徴
調査では、エンゲージメントが高い組織ほど生産性が20%以上高いと言われています。
薬局で言えば、次のような変化が見られます。
- 患者さんに自発的に声をかける
- 改善のアイデアが自然に出てくる
- チームの雰囲気が明るく、離職率が下がる
一人ひとりが「ここで働けて良かった」と思える環境は、患者満足度や地域での信頼にも直結します。
薬局でのエンゲージメント向上のポイント
1. ビジョンを共有する
「うちの薬局は何のために存在するのか?」を明確にする。
在宅支援なのか、地域密着の健康サポートなのか。
ビジョンが伝わると、社員は「ただの仕事」から「意味のある仕事」へと認識が変わります。
2. 対話の場を設ける
1on1だけでなく、月1回のチームミーティングなど「安心して話せる場」を用意する。
これにより、現場の課題が共有され、改善のアイデアが生まれます。
3. 承認を仕組みにする
「ありがとう」をその場の空気任せにせず、表彰やMVP制度など仕組み化する。
承認があると、人は「もっと貢献したい」と思うようになります。
定着からエンゲージメントへ
これまでのステップで、あなたの薬局は「新人が辞めない環境」に近づいてきたはずです。
でも、ここで止まってはもったいない。
次は「社員がイキイキと働き、患者さんにより良い価値を届ける薬局」へ。
そのカギがエンゲージメント経営です。
まとめ
「辞めない薬局」をつくるのは第一歩。
その先に目指すべきは「やりがいを持って働く薬局」、つまりエンゲージメント経営です。
- ビジョンを示す
- 対話を仕組みにする
- 承認を制度にする
この3つを始めるだけでも、職場の空気は大きく変わります。
あなたの薬局でも、「辞めない」で終わらず、「働きがいのある薬局」への進化を始めてみませんか?
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